椎名もた
ぽわぽわPこと、椎名もたさんが他界した。
諸処は他のエントリでも取り上げられているし、詳しく書かないから僕個人の感じたことを適当に書こうと思う。
僕は椎名さんと面識があるわけでもないし、ライブに行ったことも無いフォローもしてない。だから、椎名さんとはとても遠い存在であるし、椎名さんも僕の事は知らないと思う。ただ、どれよりも彼の曲が好きだった。
毎日の様にニュースで人が死んだ事が報道されて、ぼくも家族や友人が亡くなった経験があるのだけど、これまでのどんな人の死よりも身近で驚いた。
訃報を見た時は悪い冗談だと思った。インターネットではよくあることで、本名を出さないのを良いことに自由に世界から消える事が出来る。だから、今回もそういうアレで椎名もたはこの時点で曲を書くのを辞めました。この業界の椎名もたはもう死にました。似たような曲を出す人とか、似た顔の人がいてもそれは「椎名もた」じゃないんだよ。と、そういうことかと思いました。
GINGAの記事を見て、GINGAも悪い冗談を言うなと。
でも、なんか様子がおかしい。妙にリアリティがあって、ナタリーやはちまも取り上げ始めてあまりの情報の圧力に事実だと信じない方が無理があった。
そこでようやく、(あぁ、マジなんだ)と。
曲
怪盗・窪園チヨコは絶対ミスらない
「怪盗・窪園チヨコは絶対ミスらない」がぽわぽわPの初めて聴いた曲だったと思う。
スラップベースが好きで、この曲のベースラインが凄いツボだったのを覚えている。
「すばらしきこのせかい」や「カオスチャイルド」とか、今でも 『東京で超能力』という世界観が大好きで、「怪盗・窪園チヨコは絶対ミスらない」は僕のお気に入りの一曲になって、今でもよく聴いている。
それからしばらくして、「夢のまにまに」が公開されたんだったと思う。
ボカロ曲は毎日のようにアップロードされているから、「怪盗・窪園チヨコは絶対ミスらない」がいくらいい曲でも「ぽわぽわP」自身を意識することは無かった。
それが、「夢のまにまに」でまた「ぽわぽわP」の名前を見かけることになった。
そこからは「ぽわぽわP」の虜になっていた。
彼の作る曲やアルバムを片っ端から聴き漁った。
どれも良いわけじゃなかったけど、好きな曲は本当に好きだった。
曲もMVも良かった。センスのある人達が彼に集まっていた様に見えた。センスの塊だった。
アルターワー・セツナポップ
セカンド・アルバムが出た時に、彼が若干18歳ということを知った。
インタビューを読むと、エナジーにあふれていた。ちょっと後ろ向きな所もあるけれど、全てを受け止めているようにみえた。
そして、何より彼からは「オリジナル」が異常な程出ていた。
この社会では基本的にはinputとoutputで売れるものを作っていくという原理が働いていて、その歯車に入ったらもうそうやって動くしか無くなってしまう。
ゲームなら、既存のゲームのいいところを取り入れて問題を改修していくと言った具合だ。
でも、「椎名もた」からはそれは感じ取れなかった。彼自身が直接生み出しているような感覚がした。
inputがあったとしても、なにかこう有機的なものだと思った。空気とか夢とか、星とかそういう所から彼は言葉を生み出しているようにみえた。
ハイカラさん
ハイカラさんというボカロPがいる。
highcolor_sunzという名前で数曲だけニコニコ動画に投稿していた。
一目惚れならぬ一聴き惚れなのだけど、彼の曲も大好きだった。
RE-OVERDOSEはとても泥臭い感じのメロディーで、「期待の新人」という感じだった。
フレーズを繰り返す所とかは、ぽわぽわPに似ていて、ぽわぽわPが好きな僕はhighcolor_sunzも好きだった。
ぽわぽわPとhighcolor_sunzはどっちも好きだった。
生きる
サード・アルバムは「生きる」だった。
チヨコのようなメロディはもう無かったけれど、彼らしさには磨きがかかっていた。
アルバムのラストの曲「さよーならみなさん」はタイトルから引退もささやかれたりしたけど、彼は「これからも音楽を続けます」とだけ言っていたから、僕は安心していた。
音も豪華になっていた。最初の頃のチープな音じゃなくて、ちゃんとお金のかかった音源の音がしていた。
それが嬉しいような、寂しいような不思議な感覚だった。
赤ペンをおねがいします
「椎名もたが死んだ」という現実と一緒に彼が亡くなったその日に「赤ペンをおねがいします」という曲が投稿された。
Red Ink PenとR.I.P.をかけている事にはすぐ気がついた。本人もそれを狙っていたのかはもう分からないけど。
「赤ペンをおねがいします」は、「生きる」と真逆だった。
むしろ、昔のぽわぽわPみたいだった。ミクの声も調整が終わってないような、歌も中途半端な感じで「間に合わなかった」感じがした。
そういうわけで、彼は「オリジナル」を誰も引き継げないうちに亡くなってしまった。
先月は任天堂の岩田社長が亡くなったが、岩田社長の意思は任天堂が引き継ぐだろう。Appleの時もそうだったから間違いない。
でも、「椎名もた」の曲は誰が引き続くのだろうか。
「ポストやくしまるえつこ」のような、「ポストぽわぽわP」ボカロPがいただろうか。
highcolor_sunz
「ポストぽわぽわP」なら、highcolor_sunzがいる。すぐにそう思った。
でも、それもすぐに無理だと分かった。
椎名もたのブログの訃報で紹介された遺作に「RE-OVERDOSE」があったからだ。
椎名もたはhighcolor_sunzだった。
あの時、「椎名もた」が18歳でもどんな人でもバックグラウンドなんて関係なく僕は「椎名もた」の曲が好きだったのだと分かった。
自分が死ぬ日に作品を残す。
「椎名もた劇場」は最初から最後まで、彼のシナリオどおりに始まって終わったように見えた。
創作は、「初める事」と「締める事」が難しい。初めるのは全体の2割くらいだと思う。そして、続くのは2%くらい。 そして、最後に「締める」のは0.05%くらいだろう。
流行ると、なおさら止め時がわからなくなる。上手くいってても、自然消滅してしまうのが殆ど。
自分が死ぬ時に、自分の人生が無駄でなかったとちゃんと残して、お礼も言って、最高の幕引きを務め上げるなんてどうやったら出来るのだろうか。
天才という一言にまとめるのは本当に良くないけど、僕が尊敬してたのは間違いないし本当にまだ現実とは思えない所がある。
また別名でこっそりニコニコ動画に新曲をアップするんじゃないかと思ってしまう。
「これからも音楽を続けます」の言葉の通り、きっと向こうでも新曲を作り続けると思う。
思ったことを続けて書いたので、読み難い文章になってしまったけど今回感じたのはこういう感じの事です。
ご冥福をお祈りします。
アートアクアリウム日本橋に行ってきた。
アートアクアリウムという金魚を大量に水槽に入れてライトアップする文化がある。
アートアクアリウム | 金魚の美を愛でる全く新しく涼しいアートアクアリウム空間
アートアクアリウム独特の空気感というかオシャレエロみたいな感じが好き嫌いあるとは思うのだけど、一応毎年観に行ってるので今年も行ってきた。(諸処の事情は省略)
こういうのが沢山ある。
会場は暗いしNOKTONの本質発揮かなとか思ったんだけど、全然寄れないのでグワって感じのが撮れなかった。
そういうわけで逆のアプローチでぼっちの金魚ばっかり撮っていた。グワワワーっていうのは皆がスマホ押し付けて撮ってたのでいいんだ…いいんだ…。
どうにもならんので、αのクリエイティブエフェクトを試していた。
蜷川実花あたりを勉強してからくると、またちょっと違ったかもしれない。
浴衣の人もちらほらいた。浴衣着て喜ばない男性はいないので皆どんどん着て欲しい。
モノクロで撮ったらしっくり来た。
あとNOKTONのキャップがゆるゆる下痢ピー状態でリュックの中でよく外れてるのでなんか対策を打たないとマズいなと思った:(
定額制音楽サービスで見つけられるオススメアーティスト
オンデマンドストリーミング音楽サービスが一気に出てきましたね。
この3つの比較なんかは至る所で行われているので置いておいて、曲毎にお金を払うことなく多くの種類の曲を聞くことが出来るようになりました。
これまで以上に新しいアーティストを見つける事が出来るはずです。
そういうわけで、ちょいマイナーからメジャーまで。これまでCD買わなかったけどハマってしまったアーティストをピックアップしてみます。
AWAで見つかるアーティスト
suemitsu & the suemith
のだめカンタービレのOPのアーティスト。
「Saga」「Allegro Cantabile」がオススメ。
school food punishment
school food punishment official website
「futuristic imagination」「RPG」がオススメ。
アニソンっぽいけど、そんなにアニソンは担当してないっぽい。
感傷ベクトル
「ストロボライツ」「シアロア」がオススメ。
キュウソネコカミ
「ビビった」「要するに飽きた」が好き、オススメはしない。
こういう系は…という人も一度聴いてみろよ!っていうのが出来るのが定額サービスのいいところ。
ヒトリエ
「モンタージュガール」「終着点」が良い。
wowakaPバンド
アーバンギャルド
「魔法少女と呼ばないで」「ベビーブーム」が好き。
Clean Bandit
「Rather Be」は誰もが好き嫌い無く聴けそうなカフェソング
ピロカルピン
ピロカルピン official site | ロックバンド『ピロカルピン』のオフィシャルサイト
いとうかなこ好きは必聴。「箱庭の世界」
カラスは真っ白
「fake!fake!」
松谷卓
ビフォーアフターのひと
ここからAppleMusicで見つかるアーティスト
M2U
::M2Ustudio:: Original Music Collection
「Magnoria」「Disco Night」
Lazlo
インスト・エレクトロニック
「Rhodesy」「Radial Nerve」
fox capture plan
ピアノジャック等の現代ジャズみたいなのが好きな人は好きなはず。
ストロベリーソングオーケストラ
水曜日のカンパネラ
World's End Girlfriend
tricot
きのこ帝国
phatmans after school
テスラは泣かない
Mili
せっかく無限に聴けるので、色んな曲を聴いて色んなアーティストを見つけてみてください!
アウルの森のフクロウカフェ
猫カフェならぬフクロウカフェというカフェがわりと近所にあったので社会人の友達に連れて行ってもらった。
フクロウは表情豊かだ。睨んだり驚いたり眠そうな顔をする、でもそう感じる顔をしているだけで本当のところ全く別の感情を抱いている気がする。
例えばこれは威嚇をしているのだそう、昨日今日フクロウと出会った人間では無意識に感情を逆撫でしてしまうかもしれない。
あまりカメラに向いてくれない。今日もNOKTON(40mmF1.4)を連れて行ったのだけど、このレンズは思ったより寄れない。
ただ、自分の腕をピンと伸ばした距離と最短焦点距離が同じなので距離感がつかみやすい。
店内はとてもオシャレだった、レジャーホテルのような内装。
フクロウ・ミミズク以外にも魚やインコもいる。
デジタルカメラマガジンに載っていた前ボケを試してみた。
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色情報だけを残して、写真にテクスチャを貼りたかったのだけど魚の方はビビってフレームのようになった。
2枚目のはいい感じにふんわりした。満足。
大きい子供もいれば小さな大人もいる。
フクロウ界では人間の目では把握しきれない情報が沢山あるように思えた。
さいごに、カップルの写真を数枚。キスしてるみたいで可愛かった。
高校生の先輩彼氏を持つ中学生女子みたいな感じがした。ちなみにぼくは年の差カップルが大嫌いだ。
社会人に感謝
撮影:アウルの森
また来ると思う。
GQ Japan 2015 09 の話
GQJapanとか一生縁が無い雑誌かと思ってたら、メゾンキツネのスタバカードがついてくるということで買ってきた。
ネット予約は全滅で、当日に近所の本屋をめぐるも無くTwitterで検索したら
【雑誌】本日発売。凄い売れ行きです。GQJAPAN9月号。好評のスターバックスカード第2弾!「メゾン キツネ」デザインがついています。今でしたらまだ在庫がございますので、お急ぎくださいませ。
— 有隣堂アトレ恵比寿店 (@yurindo_ebisu) 2015, 7月 24
とのことなので行ったら普通に売ってた。Twitterは優秀である。
The メゾンキツネって感じのデザイン。
紙面には「トリコロールカラーとトラッドをベースにしたコレクションは、ニュークラシックと呼ぶ若々しいフレンチ・エスプリを注ぎ込んだもので、そのフレッシュなスタンダード感覚ゆえに人気を博しているブランドだ。」と書かれていて、正直僕のフラットでプアなブレインには、ノーシングにアンダースタンドな感覚で、ブルックリンの街頭プラントがパーコールの並びにスポットライトをあてるのに似ていた。
GQ JAPAN(ジーキュージャパン) 2015年 09 月号
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GQ JAPAN (ジーキュージャパン) 2015年8月号 [雑誌]
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新宿散歩
新しいシーツが必要になったので新宿に買いに行った。
ついでに髪が重かったので切ったりした。
南東口から出てすぐ左に曲がった路地は人通りも少なく、一気にアングラ感が出る。
上野公園ハス三度目の正直
蓮の花は今日が見頃!って毎日Twitterに書き込まれてるので、信じて行ってきた。
1枚目
前回は時計周りだったので、今度は弁天堂の方から周ってみた。
めちゃクソ天気が良くて、開放だとISO100+1/8000みたいなので撮れて感動した。
ただこれは明るく撮りすぎた。
今日のお気に入り。躍動感のある前ボケ。
ハスの花は、こんな感じで殆ど葉っぱの下に隠れてた。
夜とか朝くるともしかしたら出てくるのかもしれない。
亀の甲羅干し。
甲羅干しどころか茹で亀になりそうな暑さだったんだけど、大丈夫なんだろか。
つぼみのやつがまだ多い印象。2陣がありそうだけど、1陣の天然蓮コラが入りそうなので今日で良かった気がする。
モノクロ初挑戦。
NOKTONの筆で払ったようなボケがレンズの味なのか、自分の撮り方の問題なのか微妙に分からない。手ブレとかなのかな
チュンチュンかわいい
上野公園は動物も花もあって楽しい。