広告考察1

Twitterに掲載されている以下の広告についての考察

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ここで利用されているテクニックについて考えてみた。

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1.アカウント名の強調

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Twitterではアカウント名とアカウントIDが表示されるが、アカウントIDは以下の点からユーザーにとって意味が無いと考えられる。

  • アルファベットしか使えない

  • アカウント名を極度に短くしなければ大抵の場合省略される

  • 淡色で表示されるため目立たない

よって、アカウントIDの範囲を極力狭めてアカウント名を表示するのが効率的だと考えられる。

♪や♥は目を引くために付けると目立つ

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2.レイアウトの調整

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Twitterの仕様上、改行すると表示範囲は広がる。ので、文字を入れまくったほうが表示範囲が広がるのだがこの広告の場合はそれが目的で改行しているわけではない(理由は後述)

ここは単純に見やすさと2行目の強調の為に入れられていると思う。

3.不可視部分

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この広告最大の特徴であり、2の表示範囲以上に工夫されている点がここ。

Twitterユーザーは気になる画像をタップし、拡大しすぐに戻すという習性がある。

この動作はTwitterのコアアクションでもあるため、無意識的・ローコストに実行される。

その為、クリックされやすい画像を用意することが重要になる(広告は画像をクリックしてもURL遷移する)

この画像の場合は、背景に漫画の画像を入れている。また、下部をわざとはみ出させている。

  • 小さな文字が見たい

  • 続きが見たい

このような無意識的に興味をそそる画像によってクリック率を上げている。