FINAL FANTASY零式HDをクリアしたので感想を
ファイナルファンタジー零式 HD 初回限定特典「FINAL FANTASY XV 体験版」同梱&Amazon.co.jp限定特典「プレイステーション 4」用オリジナルテーマ付
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: Video Game
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- グラフィック
HDリマスター版ではもう色々綺麗になっています。流石ヘキサドライブというか、職人芸が光っていて普通にPS4で遊べます。
リマスターについてはヘキサドライブの講演スライドが参考になります。(100P超えでガッツリ読めます)
http://www.slideshare.net/HEXADRIVE/final-fantasy-hd-hd/1
特にモーションブラーと被写界深度は新規で追加された演出なのだけど、戦闘中の被写界深度演出は次先代機っぽさが出たり緊張感が出たりでいい感じでした。
モーションブラーに関しては、エースやキングなどの動きが少ないキャラと動きの多いレムやサイス等のキャラで触り心地が大きく違い動きが多いキャラだと酔いやすいかもしれない。終盤に出てくる高速機体もちょっときつかった。
キャラクターはちょっと顔が濃くなりました。あまり評判が良くないみたいですが、基本見るのはキャラの背中なのであまり気にしなくて良いと思います。
光表現や反射も凝っていて、例えは悪いけどRetina液晶を使った時のような感覚で自然すぎて進化が分からない。けどPSP版に戻るとあぁここが変わっていたのかと分かるはず。
- 音楽
BGMをミックスし直したとか以前に「BUMP OF CHICKEN」である。 「BUMP OF CHICKEN」がどれくらいのパワーを持っているのかわからないが、主人公が「BUMP OF CHICKEN」の歌を口ずさむたびに左上に(録画を停止しました)のアラートが出る。
このアラートはPS4が常にゲームプレイを録画していることに起因しているのだが、困ったことに無効にすることが出来ない。
参照:https://support.jp.playstation.com/app/answers/detail/a_id/13132
SQもヘキサドライブも意地悪でこのような仕様にしたわけでは無いと思うし、起動時の違法DL注意メッセージもそうだけど色々保護しなければいけないご時世の副作用である。 肝心の音楽に関してはPS4のBGMとして申し分無いレベル。
- アーティスト: BUMP OF CHICKEN
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2011/10/19
- メディア: CD
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- ゲーム性
FFでは珍しいアクションバトル。
2011年は国内ではソーシャルゲームがまだブームになっていなかった頃(パズドラは2012年)であり、ゲームをネットに繋げるという行為が徐々に一般化しつつあるという背景だった。
また開発時期はモンスターハンター2ndGが大ヒットし、ユーザーのプレイ個性が重視されていた。
このような背景からキャラクターエディットではなく、14人のキャラを選択して戦うアクションが出来上がったのだと思う。
このおかげでキャラクター個性が重視され、世界観がより一層楽しめる。(要するに猫耳や水着で世界観が壊れない)
操作性は非常に良く、コマンドを入れた瞬間にその動作にすぐに移行できる。
動きとしては2010年に発売されたThe Third Birthday(SQ)に近く、多人数のプレイアブルキャラは2009年のKH 358/2を彷彿され2010年周りで開発されたSQのゲームの集大成と言った感じで非常に研究されている。
リマスターでは右スティックやパッドが増えたため、無理のある操作も改善されている。 プレイアブルキャラが多いお陰で、ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広く楽しむ事ができライトユーザーはズルい戦い方をすることも出来る。
同じ緊急回避でもキャラによって癖が違うためやりこみ型の人はキャラによって大きく難易度の違いを楽しむことが出来ると感じた。
モーションブラーによって酔いやすい点を除けば100点のアクションだと思う。非常に良かった。
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/12/22
- メディア: Video Game
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- ストーリー
戦争がテーマなので、FFには珍しく血がドバドバ出るし人が人を殺す。
ただ根底はFFなのでクリスタルがあり、魔法があり、モンスターがいる。ここが単に戦争にFFを突っ込んだのかというとそういう感じではなくて、戦争も武器も全部最初から書き起こされていて広大な世界観が事細かに描かれている。
0組+その他大勢という感じでは決して無く、全く文章に起こされていないモブキャラからも人生が読み取れるほどだ。
まさに贅沢という感じで、ここまで世界観を書き込んでいるものの零式の世界観を他で引用して面白い話は絶対作れないようになっている。
あくまで0組が主人公なので、歴史の影には0組ありという感じで0組が全ての歴史を綴っている。そしてこの仕組み自体もストーリーに組み込まれているので流石としか言えない。 しかしながら、あまりに細かい世界観なので「これクリアしたら覚えてる必要ないしな…」と思ってしまうと一気に楽しめなくなる。
気合で世界観を理解しないと厳しいのは短所であり長所でもある。特にリマスターとして4年の間が空いている為既プレイのユーザーは世界観を理解した上でプレイ出来るのでリマスターこそ深く遊べる作品となっているに違いない。
- ローディング
全然気にならなかった。1〜2秒くらい。
オープンワールドでロードなし!とかやってひたすら歩くゲームより全然楽しい。
*まとめ
久しぶりに60時間も遊んだ。 JRPGとして本当に面白かったです。